【書評】人種差別について考えるきっかけになる小説

小説

(更新2021年2月19日)


きたろう
きたろう

年間100冊読むきたろうです。その中から、良いと思った本を今回ご紹介します。

きたろうの詳しいプロフィールはこちらから


この本を読むべき人はこんな人

・人種差別について考えたい人

・小説を読みたい人


きたろう
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この本を読み終わったあと、自分も無意識に人種差別してしまっているのかもしれないと思わされました。

きたろう
きたろう

相手を傷つけないためにも本を読んで勉強し続けなけれなばなりません!






本の概要


本のタイトル:ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
著者:ブレイディみかこ
発行日:2019年6月20日
発行所:株式会社 新潮社




著者プロフィール:
ブレイディみかこ
保育士・ライター・コラムニスト。
1965年福岡市生まれ。
1996年から英国ブライトン在住。
ロンドンの日経企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。
2017年に新潮ドキュメント賞を受賞し、大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補となった。
『子どもたちの階級戦争ーーブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)をはじめ、著書多数。


ブレイディみかこさんの主な著書

・アナキズム・イン・ザ・UK
・女たちのテロル
・いまモリッシーを聴くということ
・THIS IS JAPAN ーー英国保育士が見た日本


なぜ読もうと思ったのか


ちょっと話題になった時に本著を知りましたね!


読もう読もうと思っていたのですが、なかなか読めなくて。


ブログや新聞で絶賛されていたので読んでみることにしました。


本のタイトルしか知らなくて、内容のこととか少しも知らなかったのですが。


読んでみると『人種差別』について考えさせられました。



おそらく実体験もとに書かれています。


小説としてもすごく楽しめますー!

きたろう
きたろう

息子さんが少しずつ大人になって成長していくのが何とも言えない。


内容



イギリスに住む家族の物語です。


母は日本人、父はイギリス人、そしてその間に生まれた息子の3人家族。


母の「わたし」目線で息子を見守り、物語が進んでいきます。


息子は12歳までカトリックの学校でなんも問題もなく育ち、中学校にあがる時ふたつの中学校でどちらに進学しようか悩みます。



ひとつは、緑に囲まれたピーター・ラビットが出てきそうな上品なミドルクラスのカトリックの学校。

もうひとつは、殺伐とした英国社会を反映するリアルな学校。



息子は、後者の学校を選びます。


そこは、労働者階級の親の息子が通う「元底辺中学校」




平気で差別用語をしゃべる同級生。
貧乏な家庭の黒人の同級生。
万引きする同級生。


一緒に学校生活送る中で、たくさんの問題がおきてきます。


「わたし」と一緒に息子は『人種差別』などのさまざまな問題と向きあい、少しずつ成長していきます。

きたろう
きたろう

親ってこんな感じなんだと追体験できましたー!


目次

はじめに
1,元底辺中学校への道
2,「glee/グリー」みたいな新学期
3,バッドでラップなクリスマス
4,スクール・ポリティクス
5,誰かの靴を履いてみること
6,プールサイドのあちら側とこちら側
7,ユニフォーム・ブギ
8,クールなのかジャパン
9,地雷だらけの多様性ワールド
10,母ちゃんの国にて
11,未来は君らの手の中
12,フォスター・チルドレン・ストーリー
13,いじめと皆勤賞のはざま
14,アイデンティティ熱のゆくえ
15,存在の耐えられない格差
16,ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン


本にでてきた心に残った言葉


””日本に行けば『ガイジン』て言われるし、こっちでは『チンク』とか言われるから、僕はどっちにも属さない。だから、僕のほうでもどこかに属している気持ちになれない””

きたろう
きたろう

観光客を見たら「ガイジン」と言ってしまいます。


””貧困って、周囲に似たような人たちがいる貧困よりも、自分だけが貧乏な貧困のほうが本人には苦しい。お腹がすいているとき、他の子たちも同じ境遇だったら口に出して言えるけど、自分だけだったら言えなくなる。””

きたろう
きたろう

これは真理。


””親の所得格差が、そのまま子どものスポーツ能力格差になってしまっているのだ。””

きたろう
きたろう

スポーツ教室にいくことすらできないから、同じスタートラインにすら立っていない。




まとめ



インターネットが発達した今でも、実際に外国に住んでみないと分からないことがたくさんあると思わされました。


日本に住んでいると、よっぽどのことがないかぎり『人種差別』している現場に居合わせることがないように思います。


しかし、両親のどっちかが親が外国人だと、気軽に「ハーフなの?」って聞いてしまうことありますよね。


でもそれも差別なのだそうです。


イギリスでは「ダブル」と言ったりしているそうです。


本当に難しい・・・。


本著は、おそらく著者のブレイディみかこさんが経験したことをもとに書かれているように思われます。


けっこう差別的な言葉を投げかけられたこともあったんだろうなと思います。



留学生などが働いているとこを見かけるようになってきた今、この本を読んでどう接していくべきか考えていくべきでしょう!


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